陰影礼賛〜上原美術館@静岡県下田市
谷崎潤一郎さんの陰影礼賛にヒントを得た展覧会が
静岡県下田市の上原美術館で開催されているという事で行ってまいりました。
静岡からだと国道414号を修善寺経由で河津七滝ループ橋を通った方が早そうでしたが
諸事情により国道135号を伊東から河津経由で向かいました。
本当にこんな所に美術館があるのだろうか・・・と
心配になるような場所なのですが
看板が道沿いに立っているので、大丈夫だという事がわかります。
美術館に到着
う〜ん、なんだか不思議な感覚の場所です。
お隣に向陽寺というお寺さんがありますが
夏の暑さのせいなのか、空気が重く感じられてしまい
ご参拝することができず。
涼しくなったらまた伺おうと思います。
さてさて、こちらの美術館は大正製薬名誉会長である上原氏の個人のコレクションが
基になっている美術館だそうで、日曜日に伺ったのですが
誰もいませんでした・・・まあ、それだけ穴場という事です。
仏教館と近代館にわかれており、建物も素晴らしい。
お仏像も拝見できるし絵画も拝見できる、とても良い美術館だと思いました。
今回は近代館と仏教館、両方に陰影礼賛の展示が行われておりました。
仄暗い灯の中で絵画や仏像、床の間の御軸がどのように見えるのかという事に興味があったのですが
確かに、床の間の御軸は薄暗い中で拝見する方が
雰囲気もあり、素晴らしい。
お仏像もしかり。
ルドンの絵画は赤色が際立ち、存在感が増していました。
光の当たり方によって色の見え方も違うという事に今更ながら気づいた感じです。
展示内容が変わったらまた訪れてみたい美術館です。
この写真は、河津に向かう途中の国道135号線沿いにあるお蕎麦屋さん「誇宇耶」さんの
蕎麦膳「磯」1,570円です。
すごいボリュームですがとても美味しかったため、完食してしまいました。
こちらには「ひみこ(美人のみ)」というメニューがあって
とても気になるのですが、美人かどうか定かで無い私は注文できずにいます(笑)
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